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2/4の純情なパイン

嗚呼、私達は何処へ往くのやら

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第一回ベストブック2010【エリノリエ編】

第一位 13階段 / 高野 和明
全体的にスピーディーであっさりした印象で読みやすい
被害者や加害者やそれらを取り巻く人々の問題についてとても勉強になった。
後半の話の展開の速さがすごかった。
伏線が多かったので、それを踏まえてもう一度読んでみても面白いかも。


第二位 人間椅子 / 江戸川乱歩
初めて読んだ時はわりと衝撃的。
2度目以降はじっとりと気持ち悪くていい感じです。
この作品に限らず、江戸川乱歩の作品は登場人物の誰かしらが狂っているから
何度も読むと気色悪さが増すような気がする。
だから引き込まれるのかもしれない。


第三位 死神の精度 / 伊坂 幸太郎
まじめな死神がまじめに仕事をこなしていく物語。
連作短編なのでとっても読みやすい。

簡潔だけど奥深くてセンスのある文章だなあと思った。
現代的というか。都会的というか。

私としてはとても好みの文体だった。
登場人物にセリフが多いためか声や映像が容易に思い浮かぶので
どんどん引き込まれていった。

ズレてるけど現実感のある死神、千葉さんのキャラクターが
なんともシュールで素敵だった。 たまに吐く名言も、グッときた。


第四位 真相 / 横山秀夫
長編と思って読み薦めてたら短編だった!
ぎょえー。 残すねえ! モヤっと感!
全部がとてもこわい。 読んでいてキリキリした。

特に最後の「他人の家」 まさか、まさかの展開で大変驚かされました。
おもしろかったです。


第五位 慟哭 / 貫井 徳郎
複数の時間軸で あたまのなかこんがらがって大変だったけど
最後はなるほどなぁと。
こういう驚きがミステリの醍醐味かな。
新興宗教に関する部分が面白かった。

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